
DAPなのか据置なのか訳分からない立ち位置で、最強の音質を実現する「FiiO M17」
そして、M17からDAP機能を省いて、DACアンプだけ残して、さらに安くなった「FiiO Q7」
一体どちらが買いなのか。。本日は、
- 「FiiO Q7」と「FiiO M17」果たしてどちらが良いか…?
- 音質差はどうなの??
- 使い勝手はどうなの??
両機種を実際に持っている私が、こんな疑問をお持ちの方に向けて記事を書きましたので、ぜひ参考になれば。

では、いきましょう!
(導入)Fiio Q7は、M17より音質が良いと聞いたんだけど
私もそうした意見をネット上で散見し、Q7を購入した口です。
例えば、以下のような記述があったり、
Q7は後述する独自のアンプ回路と組み合せる事で、SN比125dB、歪率0.0003%以下という、驚異的にノイズや歪の少ないスペックを達成している。実はこの数値は、M17よりも良い。M17は、機能をてんこ盛りしたDAPとして最強クラスの性能を持っているが、Q7は機能をシンプルにしてノイズ源になるディスプレイやスマホ用SoCを外したら、DACがシングルになっても、M17より特性が良くなってしまった……という、非常にピュアオーディオっぽい、ユニークな立ち位置の製品になっている
https://av.watch.impress.co.jp/docs/review/review/1457906.html
TwitterとかでもQ7の方が好きみたいなツイートがあったり(勿論M17の方が良いという人もいる)、コスパ的な観点も含めて、Q7に惚れ込み購入しました(笑)

よりシンプル設計になって、音的には良くなったのかな!
さて、実際の所どうなんでしょうか。
これからその辺り切り込んでいきます。
「デジタルデータの鮮度」の重要さ
ここで忘れてはいけない問題として、
音質を決定付ける要素に「音源データの鮮度」という問題があります。

データの鮮度?!
M17はDAPであり、オーディオプレイヤーです。
音楽プレイヤーとして最適化された独自カスタムされたAndroidが搭載されており、内部の設計構造も同様に音楽再生用にノイズ対策などが徹底・最適化されているわけです。
スマートフォンとはまるで格が違います。出てくるデータの鮮度が。。

え、スマホと同じかと思ってた、、
しかも、FiiO M17には「DSD変換モード」というものがあり、全てのPCM信号をDSDに変換することができます。
PCMとDSDの違いについてはここでは説明しませんが、DSDにするとより自然で広がりのある音に変わります。音が尖って刺さるデジタルな感じが消えて、音本来の空間の広がり方が表現されるようになる感じ。
音が大人しくなったように感じて物足りなく感じる人もいるみたいだけど、それは不自然なエッジが効いたデジタルな音が好きっていうことかと。音本来の音を楽しみたい自分としては絶対ONがおすすめ。

ただ再生するだけじゃなくて、そんな秀逸なモードも付いてるんか
というわけで、
1️⃣Androidスマホ→USBケーブル→Q7(約13万)
2️⃣M17単体(約27万)
どちらが音質が良いかというのが今回の最大の議題です。
因みに、Q7の良さを最大限引き出す為、USBケーブルには「Brise Audio ACCURATE-USB」(約28,000円)を使用しています。
使用プレイヤーはともにUSB AUDIO PLAYER PROで、音源はTIDALです。
結論
結論から言いますと、、、
2️⃣M17単体 の勝利です。

M17か~!!
ただ、値段差ほどの差があったかと言われると、Q7で満足できる人も全然いるだろうなとは思いました。
でも、良い音質の味を知った身からすると、この差は大きい。
やはり音源データの差なんでしょうね。スマホ経由だとどうしても音が荒いのが分かります。
粗さをダイナミックなQ7の迫力ある音でごまかしている印象です。
一方で、M17は音が鮮明で、より奥深く音の表情・立体感を表現してくれる印象。
「1080p」と「4k」みたいな差でした。

そのたとえわかりやすい!
では、音質差以外の所も語っていきましょう。
Q7ではなく、M17を選ぶメリット

メリットまだまだあります…!!列挙します。
✅音源用にスマホを用意しなくて良くなり、USBケーブルも不要になる
✅スマホの充電を気にするストレスがなくなり、DC給電で半永久的に使える
✅デジタル出力の鮮度の高さに優れる為、後々据置機を導入する際にトラポとして使える
✅YouTubeやNetflix、アマプラ等、サードパーティ製のアプリも超高音質で聴ける(DSD変換モードで聴けてさらにすごい)
ミニマリストとしては、Q7よりM17を選んだ方が幸せになれます。
これ一台で、何でもできちゃうので。。つよつよ。。
よくTwitterでも上がっていますが、M17はトラポとしても優秀で、下手にオーディオPCを組み立てるよりもかなり安く良い音質でデジタルデータを出力できるということで、猛者たちがご自身のオーディオシステムにわざわざトラポとして導入されていたりするのを拝見します。
DAPなFiiO M17 を主音源にして2ヶ月が経ちました
— Waka (@Waka63108000) July 1, 2023
改めてM17は総合的な使い勝手と超高音質を合わせて抜きん出たコスパが光ってると思います🤔 中古なら20万ちょっと!
部屋環境〜ステレオシステム構築で総額1000万を投下した中に組み入れていますが、満足しかありません🥰 pic.twitter.com/VrmqLxnHgD
M17はコスパに優れたオーディオPCなのか、と捉えていただくと、よりそのオールマイティさ・コンパクトさが際立って見えてくると思います。
そして、冒頭のM17よりQ7の方が音がいい?っていう話ですが、
単純にDACアンプ単体で比較した場合には、やはりQ7の方がノイズレスで、より音の広がりもあり、明瞭感が増します。口コミ通りたしかにSN比が良くなっているのが分かります。これは、M17単体と、M17→USB→Q7を聴き比べた時に、後者の方が良かったからです。

M!7→Q7なんて、贅沢すぎる。。笑
ただ、そうするとミニマルではないし、そうするのであればQ7ではなくもっと良い据置機を導入した方が幸せになれるので、M17単体か、M17トラポで据置機導入かの2択が良いかと思います。

(おまけ)Q7やM17にぴったりなケースの紹介
Q7もM17も持ち運べるコンパクトさがメリットですが、お値段も馬鹿にならないし、持ち運んで傷でも付いたら。。って考えるのは自然ですよね。
そこで、色々ケースについても調べまくり、最適解を得たので紹介します。

サムソナイトのマルチポーチです。これがQ7やM17にぴったりなのです。


スーツケースのように硬いハードケースでありながら、内側のケース内の仕切りが良い感じにクッションになっています。




サイズも本当にぴったりで個人的にかなり大満足しています。これ以上ないのでは?という出来。シンデレラフィット。おすすめです。
まとめ
値段重視ならQ7でコスパを優先。
ミニマル構成でデジタルデータの鮮度を優先するならM17。
据置機時には優秀なトラポとしての拡張性もあり。
幸せになれる選択を!
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