
世間では、もう周りの目は気にせず、本音で生きていこうという流れがあります。
非常にいい流れだと思っています。
しかし、人間関係において本音を伝えるとどんな弊害がありうるか、
具体的に考えたことはあるでしょうか…?
「本音で生きたいけど、どう伝えたらいいか分からない…」
「人とぶつかるのは苦手だし、避けたい…」
「本音で生きてきたけど、結局孤独になった」
そういう人に是非読んでいただきたいです…!!
この記事を読めば、「正しい本音の伝え方」について、かなり理解が深まると思います。
では、スタート!
本音は十人十色
まず前提として、人の感じ方・考え方は人の数だけ多種多様です。
この前提を踏まえると、「本音は多種多様」という事実を押さえないとなりません。
つまり、本音と本音ががっちんこする場面というのは、かなりの確率で発生するのです。
この事実を「当たり前だ」と理解できているかが、
楽しくコミュニケーションできるかを左右すると、私は思います。
自分の中ではありえないと思っても、他人にとってはそうでない局面で、
「自分以外の価値観を否定するようなスタンス」で本音を口にすると、
(たとえそれが無意識レベルであっても…)
誰かが傷つく可能性が高いです。
では、どうすればいいか。
建前は使うな
本音と建前という言葉がありますが、
建前を口にして、当たり障りのないポジションをわざわざ取りに行くのは
ぼくはナンセンスだと思っています。
自分の心に無理をしていると思うからです。
では、本音と異なるシーンに出くわした時はどうするか。
2つの方法があると思います。
⇨①あえて何も口にしない。
本音を伝えたところで、事態の改善が難しい。
むしろ、相手や周囲に嫌な気持ちを与えるというような場面では、
あえてどうこう言わないようにする。
建前は、ここにさらに「当たり障りのない」言葉を並べてやり過ごしますが、
そんな無理をする必要はないと、ぼくは思っています。
⇨②自分の意見を言ってみる
本音を口にすることで、ポジティブな影響を与えられると思う時には、
是非伝えてみましょう。
さらに、本音を伝えるときには
「(どこかの誰かの正反対の意見かもしれないけれど、)私は〇〇と思う」
この()内のニュアンスを頭のどこかで意識することです。
差異はあって当然。その上で、私はこう思う。
ただそれだけです。
そのスタンスを忘れなければ、差異を時に楽しむことができ、
大きな学びを得ることさえあります。
自分とは異なる角度の意見を、楽しんでみましょう。
本音は大事な時にとっておこう
いつでも本音を口に出せたら、どれだけ楽に生きれるでしょうか。
ある種、目指すべき理想なのかもしれません。
ただ、本音をむやみに表現すると、本音の価値が薄まるような気もしています。
本音の使い所です。
先程述べたように、ポジティブな影響が生じるかどうかで、
本音を言う言わないを決めることも大事だと思いますが、
自分の本当に大事な意思決定、譲れない選択
そういった時には、是が非でも、本音を表現すべきだと思うのです。
大事な本音は、大事な時にとっておく。
本音は究極のわがままでもあるのです。
まとめ
本音で生きることは素晴らしいこと。
だけど、伝え方を誤ると誰かを傷つけることもある。
プラスに働くなら、是非伝えよう。
本音は、みんな違って当たり前という事実を知って、
その差異を楽しんでいこう。
本音は究極のわがまま。
大事な時にとっておこう。