今回は、先日初めて知った「自然農」というものの魅力を語っていきたいと思います。
これからの人類がどのように生きていけばいいのか。そのヒントが「自然農」にはあると思います。
正直めちゃくちゃ面白いです。ではいきましょう!
人類は本当にこのままでいいのか
何でも便利になったように感じる今日このごろ。
しかし、本当に人類は幸せになっているのか。
先進国の恵まれた環境に生まれた人たちは、物質的に恵まれているけれど
精神的に満たされているかといえば必ずしもそうではない。
一方で、発展途上の貧しい国や地域に生まれた人は、低賃金で働かされ、精神的な余裕など持ち得ないのが現状ではないだろうか。
さらに、資本主義によってもたらされる利益至上主義は、地球環境の破壊も容赦ない。
すべてが完璧に循環していた自然システムを、人間が人間の都合で破壊し、貪る。
そもそも人間は、国は、企業は、何を求めて生きているのか。
今その多くは利益を求めているが、もっと高次元なものへとシフトする必要がある。
すべての人が、そして、地球がポジティブな循環の中に生きるには、どうしたらいいのか。
その答えは、私は「自然農」にあると考えます。
自然農とは
自然農とは、耕さず、草や虫を敵とせず、農薬・肥料を用いない、サスティナブルな農法のことです。
無農薬の野菜などは聞いたことがありましたが、無肥料、そして、土を耕さないというところに、衝撃を覚えました。
土を耕すというのは、一旦そこの土壌の生態系を破壊することになるのだそうです。人間は土を柔らかくするために良かれと思ってやっていますが、長い目で見たときにはどんどん悪化していくのだそうです。
このように、現代の慣行農法は、人間都合で土を耕し、化学肥料や農薬を使用します。
なんだかこれって、現代社会と似ていませんか??
人間都合で良かれと思って、ショートカットできる方法(移動手段・SNS・インスタント食品・化粧品など)が増えて便利になったと思ったら、今度は生活習慣病が深刻化し、次はそれを抑えるために薬やサプリメントが生まれて、一時的にはなんとかなってる。みたいな。
人間都合で手を加えてしまうと、もうそれはサスティナブルではなくなってしまう。
自然農は、自然と寄り添い、自然に感謝し、自然の中に生きる。
人間も自然の一部であることを感じ、そこにサスティナブルな循環を体現する。
まさに、今の現代社会が抱える病的な循環を、あるべき姿に戻してくれる、そんな素晴らしい生き方が「自然農」では可能になると私は思っています。
自然農は人類を救う
自然農ってめっちゃいいやん!健康的やし考え方も素晴らしいし!
自然農で農業できひんかな!
そう思ってトライされる方もいらっしゃるようですが、
どうも自然農は営農には向かないようです。
というのも、大量生産には向かないからだそうです。
今の慣行農法であれば、トラクターや農薬・肥料を使い、自然を管理する形で大量生産・安定生産できる為、儲けやすいようです。
しかし、自然農は真のサスティナブルを目指す生き方です。成果が出るのも時間がかかりますし、作物も個性豊かで均一ではありません。安定もしません。しかし、そこに宿る生命力は、本物ですし、命というものをありのままに感じることができます。
自然農は、小規模家庭菜園に向いていると言われます。
ああ、そうかと。
今、資本主義で大量生産・大量消費で回っているこのシステムを脱却するには、全人類が小規模家庭菜園、それも自然農という、真のサスティナブルな生き方を楽しむことが必要なんだと。私は思いました。
そうすれば、明日を食いつなぐために、資本主義の一歯車となって毎日労働しなくて済むわけですし、私が掲げる「自然らいふ」な生き方で、余暇を好きなことに全うすることもできるわけです。
人類がしあわせになる方法、それは、自然の中に生き、感謝の心を育むこと。
そのために「自然農」という生き方は、とっても最高なライフスタイルだと思います。